人気ブログランキング | 話題のタグを見る
富士の湧水仕込み・吉田のうどん
今日は『うどん』
お昼に近所の仲良し家族とうどん屋へ行ってきた
富士北麓地域で一般的に食べられている『吉田のうどん』

富士の湧水仕込み・吉田のうどん_c0193532_2329042.jpg
冷やしたぬきうどん・忍野村 柳原うどん


うどん通なら一度は噂を聞いた事があるだろう
富士山の伏流水を使って力いっぱい捏ねて打った麺は半端なコシの強さではない
箸で摘んで上へ向けるとうどんが立つ程だ
特に冷やしうどんは、おそらく国内最強のコシだろう


富士の湧水仕込み・吉田のうどん_c0193532_23304312.jpg
かけうどん・忍野村 柳原うどん


その昔、富士山が南方向にある地域では、高冷地である上に日暮が早く稲作に適した土地ではなかった。
富士吉田もそういった地域にあたる。
そこで小麦を栽培したのだが、『水掛麦』といって珍しく水耕栽培だった。
そのため、普通の小麦粉で打ったうどんとは比べ物にならないくらいコシが強いうどんとなった。
今では水掛麦は存在しないが、うどんのコシは伝承されている。

もう1つの特徴は、いわゆるトッピングの具材。
茹でたキャベツと醤油ベースのたれで煮た桜肉が定番とされている。
画像の2杯には肉は乗っていないが、キャベツが乗っているのはお判り頂けると思う。
「えっ?うどんにキャベツ?」と思う方も多い事と思うが、これがまた合うのだ。
グっと噛み締めなければ飲み込む事の出来ないうどん。
そのコシの強さを楽しむ時、シャキシャキしたキャベツの歯ざわりがとても心地よい。

富士北麓に無数にあるうどん屋
平均的な値段は1杯300円前後ととても安い

山梨=ほうとう というのは間違いではないが
富士北麓では『吉田のうどん』がお昼の定番
ほうとうはどちらかというと甲府盆地の食べ物ではないだろうか
しかも、ほうとうはお祭りとか葬式とか、人の集まる時その地域の奥さん達が大鍋で煮て食べるもの。
我々山梨に住む者としては、お金を払って食べるものではない。

皆さんも富士五湖へ遊びに見えたら是非食べてみて頂きたい。


画像は・・・ 

柳原うどん 
山梨県忍野村忍草1192-1 電話 0555-84-7166 
営業時間 11:00~14:30  ランチ営業、日曜営業
定休日 不定休
駐車場 有

by a6m2_jpn | 2009-08-23 00:01 | 富士山麓の暮らし
<< 大相撲・山中湖きらら場所 富士には月見草がよく似合う・・・。 >>