旅人をねんごろにもてなしなさい
梅雨の見本のような空模様だが、気温はさほど高くない。
雨に濡れた森がしっとりと美しい。

ブログにお客様の事を書くのは控えている。
それは当然の事なんだろうと思う。
取り立ててドラマチックな場面があったわけではないが、昨日からお泊りをいただいたお客様には文字通り『一期一会』を感じた。
そのお客様はアメリカ合衆国コロラド州からご家族3人でのご旅行。
初老のご夫婦とその娘さん。

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breakfast of Hotel FUJIYAMA

京都から東京へ移動の途中、お父様のお誕生日を富士山麓でとのご滞在だったが、あいにくのお天気。
『このご旅行の思い出は、きっとこのご家族の宝物になるんだろうな…』って思うと、空から落ちる雨が恨めしく…。
幸いオフシーズンと言う事もあり、近隣の観光案内やタクシーの手配、次の目的地への移動のご案内等々、ゆっくりして差し上げることができた。
私が海外を旅する時、いろんな人と出会い、そして親身になってお世話してくれる人たちが居た。
商売柄あたりまえではあるが、国内からのお客様はもとより、遠く海を越えてやってきた旅人にも、心の安らぎを差し上げたいと思っている。


私はキリスト教信者ではないが、中学からの学校はすべてキリスト教系の学校へ通っていた。
その中でとても印象に残っている聖書の一説がある。
宿泊業を営む者として、常に心の中にしまってある一説だ。



<以下、新約聖書より抜粋>

すると、ある律法の専門家が立ち上がり、イエスを試そうとして言った。
「先生、何をしたら、永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか。」
イエスが、
「律法にはなんと書いてあるか。あなたはそれをどう読んでいるのか」
と言われると彼は答えた。
「『心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くしてあなたの神である主を愛しなさい、また隣人を自分のように愛しなさい』とあります。」
イエスは言われた。
「正しい答えだ。それを実行しなさい。そうすれば命が得られる。」
しかし、彼は自分を正当化しようとして、
「では、わたしの隣人とは誰ですか。」と言った。
イエスはお答えになった。
「ある人がエルサレムからエリコへ下って行く途中、追いはぎに襲われた。
追いはぎはその人の服をはぎ取り、殴りつけ、半殺しにしたまま立ち去った。
ある祭司がたまたまその道を下って来たが、その人を見ると、道の向こう側を通って行った。
同じように、レビ人もその場所にやってきたが、その人を見ると、道の向こう側を通って行った。
ところが、旅をしていたあるサマリア人は、そばに来ると、その人を見て憐れに思い、近寄って傷に油と葡萄酒を注ぎ、包帯をして、自分のろばに乗せ、宿屋に連 れて行って介抱した。
そして、翌日になると、デナリオン銀貨二枚を取り出し、宿屋の主人に渡して言った。
『この人介抱してください。費用がもっとかかったら、帰りがけに払います。』
さて、あなたはこの三人の中で、誰が追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。」
律法の専門家は言った。
「その人を助けた人です。」
そこで、イエスは言われた。

 「行って、あなたも同じようにしなさい。」

ルカによる福音書 10章25節~37節
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by a6m2_jpn | 2010-06-27 12:04 | Mt,Fuji
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