昭和を楽しむ・富士吉田 西裏と東裏 <その2>
昨日の続き、富士吉田市の旧歓楽街<西裏>の画像をご覧頂きたい。
富士吉田市本町通りの西側、月江寺(げっこうじ)商店街から下って行く道に沿って通称西裏(にしうら)と呼ばれる歓楽街がある。
その坂を下りきると2件の診療所があり、その左側がこの建物『角田医院』だ。
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誰が見ても医院とは思えないこの建物。
かつては料亭としてたいそう繁盛したそうだが、歓楽街の衰退とともにその役目を終え医院として長くつかわれた。
現在は閉院されているが、建物の価値が極めて高い事はこうして画像で見るだけでもおわかり頂けると思う。


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歴史的な寺社に見られる物に全く引けをとらない造作の高欄と戸袋の彫刻は一見の価値があると思う。


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見事なまでの幾何学模様を造り出している垂木は、屋根の中心から放射状に広がる物で、落成当時はその造作が話題となった。
名だたる宮大工達によって建てられたこの料亭を、もう一度建てようとすると途方もない金額になる事は容易に想像できる。
最盛期の富士吉田がいかに豊かであったかを物語る貴重な文化財の一つと言えよう。
通りから眺める事しかできないのが残念でならないのだが、いつか機会に恵まれる事があれば内部を拝見したいものだ。



重厚な日本建築に感心しながらふと振り返ると、今まで歩いて下って来た昭和の歓楽街がある
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前にある建物も後ろに広がる街も過去の賑わいが幻だったかのように佇んでいる。


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街の片隅に祀られる道祖神が、移ろいい行く時代を微笑みながら語りかけてくる。


不思議な幻想郷に迷い込んでしまったような気分にさえなる富士吉田市の西裏通りと東裏通り界隈。
ここにご紹介した物の他、まだまだ多くの昭和スポットがある。
今回はここまでとさせて頂くが、時間があればまた出掛けてみようと思っている。
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by a6m2_jpn | 2010-01-24 23:24 | 暮らし
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