群馬県 南牧村の紅葉
色づく秋!きれいな紅葉、撮ってみた!


今月始めに群馬県は南牧村を訪れた。
毎年恒例、築100年を越す古民家を現代風にアレンジして家族で住む友人宅の訪問だ。
木工職人である友人とは数年のブランクはあるものの24年の付き合い。
妙な気遣いなど要らない旧友だ。

今年は超多忙であったため1泊の短い滞在ではあったが、南牧村の深い所まで見る事ができた。
『紅 葉』 は筆舌に尽くしがたい美しさで私たちを迎えてくれた。


友人宅のある南牧村磐戸地区。
数年前の台風による災害で大打撃を被り、悲しく無惨な姿を晒していた南牧川も、時の流れと共に美しい姿を取り戻しつつある。


『閑けさや岩に染み入る蝉の声』 松尾芭蕉のあまりにも有名な句はここで読まれた。
南牧川上流にある蝉の渓谷(蝉の淵)
岩盤を激しい清流が削り見事な渓谷を造りだしている。


南牧川沿いにはいくつかの集落が点在している。
どの建物も建てられた時期は古く、家の側壁を風雨から守る「しぶき」と呼ばれる壁と2階建てでベランダのようなものがあるのが特徴だ。
過疎化が進み、日本一の高齢村として様々な問題を抱える同村ではあるが、こういった日本の原風景とも呼べる集落は見る者の心を暖めてくれる。


さらに南牧川をさかのぼると『線が滝』へ辿りつく。
林道脇を覗き込むようにしないと見る事が出来ない滝。
悲しい伝説も残っているが、深い山の中ポッカりと開いた穴のような滝壺へ降りるとマイナスイオンが『充満』していてとても気持ちが良い。


幾重にも重なるカーブを、身をよじるように登っていく友人の愛車。
観光地ではないのですれ違う車はほとんどない。赤や黄色や空の青に彩られた林道のドライブは、夢の世界を舞い踊っているかのようだった。
峠を越えて長野県佐久市へ入ると、ほどなくして雨川ダムへ出る。
この光景に説明書きなどいらない…。


もっともっとご紹介したい画像があるが、投稿制限があるので今回はここまで。

毎年訪れている南牧村だが、こうやってじっくりと村内を見て廻ったのははじめての事だった。
狭い日本なのにちょっと離れると私の住む山梨県とはまったく違う風景がある。
そして日本の山々の美しさもまた様々だ。
こういった大自然を次世代に残すのは誰の仕事でもなく、我々の仕事だ…。


最後に、毎年お世話になっている南牧村 木工房 かたじやの棟梁とご家族に感謝、ありがとう。

by a6m2_jpn | 2009-11-11 12:25 | 旅先で | Trackback | Comments(6)
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Commented by gh-melange at 2009-11-12 19:45
山あり谷あり、川あり滝ありダムあり・・・いい風景の山間ですね。
手に職あるご友人がうらやましいです。
才能のない自分は今の環境より不便な場所では生きていけません。
Commented by modoki at 2009-11-13 00:24 x
群馬県から長野ですか?
もうひとつ、両県の接し方が分かりませんが、風景は思ったイメージ通りです。
山間部を抜ける道は羊腸のようで、時に渓谷がせまり、
美しい紅葉に息を呑みむ。そして、のどかな村落に心を癒される。
煙が昇る村落風景に過ぎ去った懐かしい生活臭がしました。
Commented by 3doglife at 2009-11-13 02:59
静かな静かな 里の秋
お背戸に木の実の 落ちる夜は
ああ 母さんとただ二人
栗の実 煮てます いろりばた

って歌を思い出してしまいました。
戦争がらみの歌だって、知らない人が多いんだろうなぁ。

蝉の淵、行って見たいです。
Commented by a6m2_jpn at 2009-11-13 11:03
gh-melangeさん こんにちは!

本当に手に職があるってのは羨ましい。
現代風にアレンジされた古民家の様子もお見せしたいのですが、そこはやぱりプライバシーの問題もあるので控えさせて頂きました。
彼ら家族は東京葛飾からの移住だったのですが、家族全員楽しそうにくらしています。
Commented by a6m2_jpn at 2009-11-13 11:19
modokiさん こんにちは!

関西の方には関東甲信越の県境ってわかり辛いですよね?
私も近畿中国四国地方の県境、よくわかりません。(笑)
群馬県は北関東にあって、新潟、埼玉、長野、栃木そして少しだけ福島県とも接しています。
日本一温泉が多い県で、伊香保温泉や草津温泉などは聞いたことがあるのではないかと思います。『赤木の山も今宵かぎり・・・』国定忠治の名台詞に出てくる赤城山も群馬県にあります。
川の上流に点在する集落はほとんどが空家…。
戦前から子供たちの声が絶えなかった小学校の分校も、その屋根や校庭を落ち葉が埋め尽くし・・・。
時が止まった山間の村は、いつかまた賑やかな里に戻る事を夢見て、深い眠りについているかのようでした。
Commented by a6m2_jpn at 2009-11-13 11:35
3doglifeさん こんにちは!

『里の秋』って、大東亜戦争終結後の『復員便り』というラジオ番組のテーマ曲だったんですね…。3doglifeさんにお聞きするまで、全く知りませんでした。
『星月夜』と『里の秋』の関係も興味深いものでした。
日本の歌曲には後世に残したい名曲がたくさんあります。
しかし戦時中、作者の意に反して戦争を賛美する目的で使われた曲や、『この曲を聴くと戦争を思い出す…』と言われ忌み嫌われる曲がたくさんありますね。
音楽に罪はないのに…。
個人的には信時潔の『海ゆかば』
キリスト教信者だった信時が宗教曲として書いた曲に大伴家持の歌を乗せた物。
とても美しいメロディーはパイプオルガンや弦楽四重奏で聴くと、素晴らしく感動的なのです。
その曲の持つ歴史的背景はそれとして、良い曲は永遠に残して行きたいものですね。
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